父母会の主要事業

(1)父母会奨学金制度(平成13年度創設)

     学習院に在学する学生、生徒等で父母保証人の死亡などに起因し、家計が激変したことにより、学費の支弁が困難と認められる勉学熱心な者に対し、選考のうえ、年15名以内、年額授業料・維持費(高等科以下の名称)・施設設備費(大学及び女子大学の名称)相当額を学習院在学中1年度に限り給付するものです。令和3年度は5名(大学4名、女子大学1名)の学生・生徒へ給付いたしました。

(2)父母会課外活動等助成金制度(平成13年度創設)

     現代は単に学問だけでなく、スポーツ・文化などを含めた広く大きな「人格形成」が教育の場に求められています。そこで父母会は、大学、女子大学、男女中・高等科及び初等科の運動部・文化部等の課外活動に対し積極的に助成しております。

・各部・各クラブの備品用具等へ助成する一般助成金について、令和3年度は各学校合計44件でした。
・父母会課外活動等優秀賞・奨励賞受賞について、令和3年度は各校合わせまして、優秀賞は団体3件、個人 38件、奨励賞は団体1件、個人6件でした。

父母会の近況報告

(1)地方における「地震災害による被災者父母保証人」へのお見舞い等

  新潟県中越地震(平成16年)、福岡県西方沖地震(平成17年)、新潟県中越沖地震(平成19年)、岩手・宮城内陸地震(平成20年)、それぞれ、お見舞金を贈呈しました。

平成23年3月11日、東北関東地域に発生した甚大な災害に当たって「学習院東日本大震災義援金」へ100万円を募金しました。

また、東日本大震災罹災学生(大学及び女子大学に申請・認定の学生)に対して生活支援金(平成23年度の時限措置)を支給しました。

さらに、近年多発している大規模自然災害に対して、「父母会からの贈呈金に関する内規」を改正し、柔軟に対応できるようにしました。

(2)「オール学習院の集い」への協力

  恒例の「オール学習院の集い」に対して、法人へ寄付をすると共に、常任幹事の方々には当日の運営にご協力いただき、「共催」の役目を務めております。なお、令和2年度よりコロナ禍にあって開催中止となっております。

(3) 大型物件の寄贈及び寄付

  ・百周年記念会館小講堂の椅子の老朽化に伴い200脚寄贈(平成20年)

  ・学習院女子大学へグランドピアノ(スタインウェイC227)の寄贈(平成21年)

  ・幼稚園へAED及び保健室へAED訓練用人形の寄贈(平成21年)

  ・学習院女子中・高等科テニス・バレーコート人工芝化改修工事費の寄付(平成22年)

  ・校外施設(沼津游泳場・妙高高原)地デジ対応テレビ等買い替えの寄付(平成22年)

  ・幼稚園へステンレス製オリジナル2連登り棒を寄贈(平成23年)

  ・各学校(大学~幼稚園)へ災害時整備計画に基づく備蓄品等を寄贈(平成24年)

   (女子大学用備蓄品として、アルファ米2,100食及びサバイバルパン2,016缶を寄贈)

     ・学習院大学へ西5号館1階「学生ホール」内設置の椅子188席を寄贈(平成26年)

  ・学習院大学へ輔仁会館前噴水広場用屋外チェア16脚を寄贈(平成27年)

     ・初等科図画室内設置の机9台、材料台4台、及び椅子36脚を寄贈(平成29年)

  ・学習院女子中・高等科総合体育館の緞帳一式を寄贈(平成29年)

  ・学習院中・高等科第2テニスコート人工芝化(オムニコート)工事費用の寄付(平成29年)

  ・各学校(大学、中・高等科、女子中・高等科、初等科)のAED新規設置に伴う費用の寄付(平成30年)

     ・学習院女子大学テニスコート(人工芝)新設・整備費用の寄付(平成30年)

  ・幼稚園電動「ひさし」設置工事費用の一部助成(平成30年)

  ・沼津 伝馬船(木造和船)一艘を寄贈(令和元年)

  ・学習院中等科・高等科第2体育館の空調設置工事費用の一部助成(令和元年)

  ・百周年記念会館設置の演奏用椅子購入費用の一部助成(令和2年)

  ・初等科「図画室」 工作台天板カバーほか寄贈(令和2年)

  ・女子大のAED新規設置に伴う費用の寄付(令和2年)

  ・学習院中等科・高等科第1体育館の空調設置工事費用の一部助成(令和2年)
  ・学習院大学体育館の空調設置工事費用の一部助成(令和2年)

  ・各学校へのテント9張り寄贈(令和3年)
  ・大学へのアルコールディスペンサーの設置費用の寄付(令和3年)
  ・女子中・高等科第2体育館空調設備工事の一部助成(令和3年)

おわりに

以上のように学習院父母会は直接あるいは間接に学習院の経営、教育に参画、支援をしている組織です。

皆様と共に、これからも学習院を支え、より良い学校にする努力を続けて参りたいと存じます。